企業向けセミナーで使われたもので、2012年9月に同社が実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」の結果にもとづくレポートです。
ソーシャルメディアの使いこなしによる、4つの分類。
NRIは、日本で利用が多いソーシャルメディアとして、 Facebook、Twitter、mixiを取り上げ、そのユニークユーザ(3つの合計利用者数から重複利用を除く利用者数。つまり絶対人数)を、2670万人と推計しています。そして、同社が実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」から、サービスの使い分けによる利用者像を以下のように4分類し、ソーシャルツールを複数使いこなす人ほど、リアル充実度もネット充実度も、ともに高いとしています。
そして、上記4つの類型それぞれの特性を可視化するため、調査結果で他の類型と比べて優位差があった項目をとりあげ、ペルソナ風にまとめられています。さすがに、こなれたまとめ方です。
それによると、ネット充実度もリアル充実度も共に高い層は大学生に多く、ソーシャルツールをよく使う人ほど実際にも人と会うことが好きで交友関係も広く、ネットも積極的に使う・・という像が描かれています。
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野村総合研究所資料より引用 |
そして、上記4つの類型それぞれの特性を可視化するため、調査結果で他の類型と比べて優位差があった項目をとりあげ、ペルソナ風にまとめられています。さすがに、こなれたまとめ方です。
それによると、ネット充実度もリアル充実度も共に高い層は大学生に多く、ソーシャルツールをよく使う人ほど実際にも人と会うことが好きで交友関係も広く、ネットも積極的に使う・・という像が描かれています。
リア充でなければ、ソーシャルメディアはつまらない。
リアル生活の充実度が高い人ほど、ネット生活の充実度も高い。その構造は、以下のような図で説明されていました。ソーシャルメディアはコミュニケーションツールなのですから、相手がいなければつまらなくてやめてしまう・・・・。まあ、当たり前と言えば当たり前の話なのですが。
少なくとも、ソーシャルメディアは、例えばひとりでものめりこめるゲームなどのオタク的なものとは違う、影響力のあるものだ、ということですね。
少なくとも、ソーシャルメディアは、例えばひとりでものめりこめるゲームなどのオタク的なものとは違う、影響力のあるものだ、ということですね。
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野村総合研究所資料より引用 |
企業が注目すべきは、ソーシャル商人?
今では、マーケティングや採用などの場面で、企業もソーシャルメディアを積極的に活用し始めています。ただし、企業のマーケティングにおけるソーシャルメディア活用は思いのほか停滞しているという見方もあります。NPOや、社会性のある活動を行う団体などが成果を出しているのに比べて、対照的に・・・。これは、なんとなくうなずける実感でもありますよね。
そこで、企業はどうするべきか?今回のNRIのレポートも、最終目的はそこにあるわけですが、
NRIは、注目するターゲットとして「ソーシャル商人」というコンセプトをうちだしています。
「ソーシャル商人」とは、年代や性別に関係なく、一定の傾向を持つ、いわばネット上のキーマンとも言える存在で、250万人程度いると推計しています。そのペルソナは以下のようなものです。
つまり、ソーシャルメディア利用者全体2700万人ではなく、その中で影響力をもつ250万人が鍵!というのが、このレポートの結論で、デモグラフィックではとらえられない「ソーシャル商人」に、いかにリーチし、その心をつかむか・・・それが課題だというわけです。
さすが、シンクタンクらしいオチなのですが、この内容から発して思うことはいろいろあります。
でも、今日のところは、レポート内容のご紹介、ということで。 またあらためて。
なお、ソーシャルメディアの利用実態については、こちらのエントリーにも書いています。
よろしければ、どうぞ。
ソーシャルメディアの効用と可能性。「平成23年版 情報通信白書」より。
<リンク>
野村総合研究所・メディアフォーラム
ソーシャルメディアはイケてるのか~いま起きてること、これから起きること~
http://www.nri.co.jp/publicity/mediaforum/2012/forum181.html
そこで、企業はどうするべきか?今回のNRIのレポートも、最終目的はそこにあるわけですが、
NRIは、注目するターゲットとして「ソーシャル商人」というコンセプトをうちだしています。
「ソーシャル商人」とは、年代や性別に関係なく、一定の傾向を持つ、いわばネット上のキーマンとも言える存在で、250万人程度いると推計しています。そのペルソナは以下のようなものです。
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野村総合研究所資料より引用 |
つまり、ソーシャルメディア利用者全体2700万人ではなく、その中で影響力をもつ250万人が鍵!というのが、このレポートの結論で、デモグラフィックではとらえられない「ソーシャル商人」に、いかにリーチし、その心をつかむか・・・それが課題だというわけです。
さすが、シンクタンクらしいオチなのですが、この内容から発して思うことはいろいろあります。
でも、今日のところは、レポート内容のご紹介、ということで。 またあらためて。
なお、ソーシャルメディアの利用実態については、こちらのエントリーにも書いています。
よろしければ、どうぞ。
ソーシャルメディアの効用と可能性。「平成23年版 情報通信白書」より。
<リンク>
野村総合研究所・メディアフォーラム
ソーシャルメディアはイケてるのか~いま起きてること、これから起きること~
http://www.nri.co.jp/publicity/mediaforum/2012/forum181.html
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